EurekaMoments

新米エンジニアが一人前を目指す修行の日々を記していくブログです。

海外留学に挑戦し夢破れて学んだこと

背景・目的

このブログを始めて約2ヶ月、またTwitterでいろんな人達と繋がりを持つようになって1ヶ月が経ちました。その間にブログを見に来てくれる人も、Twitterでフォローしてくれる人も増えて非常にありがたいのですが、僕はこれまでブログにもTwitterにも一切の興味がありませんでした。そんな僕がこれら2つを始めることになったきっかけは、自分が勤めている会社が持つ海外留学制度への挑戦でした。今回は、僕が留学に挑戦してから、ブログとTwitterを始めるまでの経緯と、それを通して僕が学んだことについて書き、それを今後も忘れないためにも記事として残しておこうと思います。

概要

今回の記事は以下のような内容になっています。

  • 留学に挑戦しようとしたきっかけ

  • 留学候補者選抜会への参戦

  • 留学テーマのプレゼン

  • 選抜からの落選

  • 落選したことで学んだこと

  • その後の取り組み

  • まとめ

留学に挑戦しようとしたきっかけ

僕は学生の頃から留学に興味があり、大学4年間を終えてから大学院に進学するタイミングで海外の大学院に留学してみようとしました。しかしながら、語学試験の成績も低かったし、留学して具体的に何を勉強したいのかも決まっていなかったので、結局留学はせず日本の大学院に進学し、修士2年を終えて社会人になりました。
就職先の会社にて、僕は車の自動運転システムの先行技術開発に携わるようになりました。その中で僕が主に担当するのが、周囲の車や歩行者などと衝突しないようにするための障害物検知システムです。僕はこの仕事をするようになるまで、この分野の技術についてまったく知らなかったので、それに関する技術書や論文を読み込んだり、外部の講習に参加したりして少しずつ勉強していきました。以下は、参考にさせていただいた書籍や記事の一部です。

確率ロボティクス (プレミアムブックス版)

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カルマンフィルタの基礎

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そして勉強していく中で、この分野の技術についてもっと広く、深く学びたいという意欲が沸いてきて、積極的に研究を行っている大学や研究機関に行き勉強させてもらいたいと思うようになりました。自分の会社には1年半~2年の期間で海外の大学に客先研究員として留学させてもらえる制度があるのですが、ちょうどその年度の立候補者が全社的に募集されていたので、それを利用して留学をしてみたいと所属部署の上司に相談を持ちかけることにしました。

留学候補者選抜会への参戦

留学募集への応募の相談を上司にしてから数日後、上司から自分宛にメールが届きました。その内容は、部署内で留学候補者選抜会を行うという連絡でした。メールが来たのが12月下旬で、選抜回の日程がお正月明けの1月上旬。僕は冬休みを使って選抜会でのプレゼン準備をすることになりました。そして僕はこの時、選抜会というからには、同じ部署内で他にも立候補者がいるということ、そしてそれが誰かということにもなんとなく気付きました。

留学テーマのプレゼン

留学先は会社が既にいくつかの大学と研究室をリストアップしていて、その中から行きたいところを選ぶのが基本です。ただし、もしその中とは別に自分が行きたい留学先がある場合はそれを提案してもいい事になっています。僕の場合は、「車の自動走行のための外界認識技術の研究」をテーマしたかったのですが、それを出来そうな大学が留学先リストにはありませんでした。なので、独自に決めた留学先とテーマを提案することに決め、そのための大学調査、研究テーマ検討、プレゼン資料作成に年末年始の連休の全てを費やしました。
そして選抜会当日。最終的に僕は以下の2校を留学先候補として、各大学の研究室の特徴、選定理由、そこ自分がどんなテーマの研究をするのか、帰国後に自分は留学での学びをどう活かすのか、などをプレゼンしました。

  • 候補1. シドニー大学のAustralian Center for Field Robotics
    自動車、農業ロボット、海洋潜水艇、宇宙探査、鉱山環境など、様々なフィールドを対象とした自律移動のための外界認識技術の研究を行っており、自分の業務における技術開発にも当てはまるテーマの研究をしている。また、ミリ波レーダのような外界認識用センサ自体の研究開発も行っており、学べることが多そう。 https://sydney.edu.au/engineering/our-research/robotics-and-intelligent-systems/australian-centre-for-field-robotics.html

  • 候補2. ボン大学のPhotogrammetry and Robotics
    今の時代、外界認識技術をメインの研究テーマにしている数少ない研究室。外界認識とは、その中でさらに障害物検知や地図構築などに分かれるが、この研究室は地図構築にかなり重点を置いている。本来の地図構築の目的は、車やロボット自身が周囲の走行可能な経路を見つけて目的位置までの経路を生成したり、その環境における自己位置を求めるためだが、この研究室ではそれが逆であるところがユニークで面白い。とにかく高精度な地図を構築することが主目的であり、そのためはどのような走行経路を作り、どうやって自己位置を求めるかと考えている。
    www.ipb.uni-bonn.de

選抜からの落選

プレゼンの中で僕は、帰国後に自分が会社にどうやって貢献したいかを特に力を入れて話しました。自動運転という分野において、自分がいる会社の技術力は世界の最先端に対してかなり遅れを取っているのが現状であり、にもかかわらず大半の人達はあまり馴染みが無い、新しい技術に手を出したがらないようでした。これから先、自分達の開発する自動運転システムがより発展していき、より広く世界で取り入れられていくためには、それを開発する僕達エンジニア自身が未知の技術に挑戦して自分達のスキルアップを図らなきゃいけない。そのために僕が外の世界に飛び出すことにより、積極的にレベルアップしようとする流れを作り出してやる。それを精一杯訴えました。
しかしながら、僕はこの選考会から落選してしまいました。そして選ばれたのは、同じチームに所属している後輩でした。

落選したことで学んだこと

残念ながら僕の留学への挑戦は失敗に終わりました。「俺は後輩に負けたのか」と、その日の夜は悔しくて堪りませんでした。でも、この失敗のおかげで学べたことがありました。その学びのおかげで僕は今、エンジニアとして更なる成長を感じることができています。ここでは、その学びについて述べようと思います。

  • 学び1. 周りに気を使いすぎず、自分を出す
    僕は自分が留学することで如何にに会社に貢献できるかを強調しました。でも、それに重点を置き過ぎたために、そもそも僕自身にどれだけのスキルや経験があるのかといった根本的なところをアピールし切れていませんでした。まずは周囲の事をあまり気にせず、もっと自分のことを優先して全面的に出していかなければいけないと思いました。

  • 学び2. まずはとにかく行動してみる
    僕の留学したい動機や研究したいテーマは、留学するためのものとしては説得力が弱いと言われました。会社がもともと推奨しているテーマと違う方向性のものを提案する以上は、それなりの強い理由が必要。僕の提案するテーマはとても重要だけど、留学する必要性があるかどうかは疑問。まずは自分で取り組んでみて、自分じゃどうにもならず、外の世界に教えを請うくらいでないと先に進めないくらいの問題に直面する。そこで初めて留学という選択肢が出てくるんじゃないかと言われました。
    確かにその時の僕は、「留学に行きたい」という気持ちだけが先走り、肝心な行動は何も起こせていませんでした。今回提案したテーマについて、事前に少しでも取り組んでアウトプットを見せることができていたらもっと説得力が増したのかもしれないと思いました。

その後の取り組み

今回は駄目でしたが、自分はタイミングを見てまた留学に挑戦しようと思っています。でも今の自分のままでは、きっとまた同じような結果に終わってしまう気がしたので、いつかまた来るであろう挑戦の時までに、上記の学び2つを実践できるようにならなきゃいけないと思い、そのために最適な手段は何かを考えました。そして考えた結果辿り着いた答えが技術ブログTwitterでした。

  • 取り組み1. 技術ブログ
    これまでの自分は、勉強した事を自分の中に留めてしまっていました。また、それらをノートなどにメモしていても、また振り返りたくなったときにそれがどこにメモされているか分からなくなっていたので非効率さも感じていました。せっかく勉強したことは必要な時にぱっと見返せるようにして勉強効率を上げること、またその学びを記事にしていくことで日頃からアウトプットしていく癖を付けること、そのためのベストな手段が技術ブログを書くことだと考え、これから定期的に公開していこうと決めました。
    また、ただただ記事に書きなぐってアウトプットするだけでなく、他人に見られても内容がちゃんと理解されるよう、内容を整理してまとめることで自分の理解をより深めれるようにするという目的も兼ねています。

  • 取り組み2. Twitter
    アウトプットしても、それが人の目に触れなければ意味がありません。ブログ記事を書いて満足するだけでなく、それを積極的にアピールすることでより見てもらいやすくする事が必要だと思い、Twitterを始めることにしました。Twitter上には、僕よりも遥かにハイレベルな技術者の人達が沢山の情報発信をしています。また、これからプログラミングを学びたいという人達も沢山います。そんな彼らが、僕の書いた記事に少しでも興味を持ち、少しでも反応を示してくれるように、あわよくば彼らの役に少しでも立つような情報を提供できるように努力していくことで、僕自身の更なるレベルアップに繋がると思いました。

まとめ

海外留学に挑戦することで、僕は以下の2つを学びました。

  • 学び1. 周りに気を使いすぎず、自分を出す
  • 学び2. まずはとにかく行動してみる

また、自分を更に成長させる手段として、以下の2つに取り組み始めました。

  • 取り組み1. 技術ブログ
  • 取り組み2. Twitter

大抵の人は失敗を恐れ、挑戦というリスクある行動になかなか移れないものだと思います。僕もそうでした。失敗よりも成功する方が嬉しいに決まってますよね。
でも本当に悪いのは失敗することなんじゃなくて、そんな苦い経験を二度と繰り返さないように自分はこれからどうしていくべきか、を考えないことだと思います。今回の経験はサクセスストーリーではありませんでしたが、だからこそ学べることがあり、それによって人は更に成長できるんだと実感しました。
もし、挑戦することを躊躇している人、あるいは挑戦したが失敗して落ち込んでいる人がいるなら、今回の僕の体験談が少しでも彼らの励みになれたら嬉しいです。 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。